事例・実績

TIG溶接溶接時間を半減したい(トーチ増設)

薄板円筒の突合せ直線TIG溶接

TIGトーチ2本仕様。溶接時間を50%短縮。

システム概要
(1)システム概要、ワークのサイズ、材質

板材から円形にある程度成型された薄板円筒の端面を合わせて直線溶接する装置。
ワークセットは作業者がやり、端面の平行確認をする。残りは自動起動。
溶接タクトタイムを目標値に収めるためにTIGトーチを2本仕様とし、タクトを縮めた。
溶接の裏ビードを出さないためにワークの内側からバックシールドガスを出し、溶接部の芯金径を若干凹ませ、シールド雰囲気を保つようにしている。

<ワーク情報>
ロール成型、板巻きナメ付け 板厚1.0~1.2 ステンレス
4機種
φ123.4 L399
φ139.7 L318.5
φ98.4 L429.5
φ115.9 L318

(2)全体図

(3)要求仕様を満たすための創意工夫
  1. ワークの溶接面の平行を保つために、作業者がワークをセットした後に仮押さえ治具が一旦クランプをする。ここで当たりを確認できた後に自動起動をする方法を採用した。
  2. 将来の無人化を見込んで、ワークの払い出しは、溶接した位置の真下のラフ受けに置かれる仕様とした。
    ただし、ワークの傷の防止や、取り出し時間短縮のために、芯金は退避する仕様とした。
  3. 芯金が後方に出退するため、端面揃えの基準は手前とし、溶接スタートも手前からスタートをする仕様とした。
  4. 溶接長と溶接位置はサーボにて制御。溶接条件もタッチパネルでセットできるようにした。後攻トーチのクレータ位置で先行トーチのスタート位置にラップをするように設定し、クレータやスタート電流を適切に設定することで、ビードが最適にできる仕様とした。
お客様メリット
(1)トーチ2本にてタクトタイムの短縮

最長ワークL429.5厚さ1mmでサイクルタイム28秒を満足させることが可能。
設備コストを抑えるためにTIGを採用したが、通常1本ではタクトを満足させることはできないため2本式として、設備コストを抑えている。

システム詳細
(1)設備構成
  • 適用機種4機種4治具
  • 全高1900 全幅1300 奥行2000
    TIG2本トーチ式
  • 溶接電源 DA300P ×2式
  • 水冷トーチMWP-3501 ×2本
  • エリアセンサー SL-C28H(KEYENCE)
  • モーター  FBL5120C-20 回転数15~150rpm
  • ボールねじ L=20 スライドスピード 300~3000mm/min
(2)電気システム
  • 制御盤、簡易型小型タッチパネル操作仕様(設計・製作)
(3)付属設備
  • ベッド本体
  • 治具4面(4機種)
    φ123.4 φ139.7 φ98.4 φ115.9
  • 遮光ロールカーテン
  • 安全柵

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