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三葉電熔社

事例/実績

MIG/MAG溶接大型部品の仮付・本溶接×2姿勢のハンド溶接を自動化したい

仮付け・本溶接×二姿勢のハンド溶接を全自動化、1姿勢連続溶接化。

ロボットはスライダーに乗って移動。溶接工程の自動化、省人化。

システム概要

システム概要図

システム概要とワークのサイズ・材質

熟練溶接工による仮付け・本溶接×二姿勢のハンド溶接を、ロボットによる1姿勢連続溶接へ全自動化。
ロングリーチロボット×2台、スライダー×2台、インデックステーブル4台のシステム構成。
ロボット導入により、生産性大幅アップ&省人化を実現。

  1. 煙室蓋フランジ  φ2500 t2.3 SPCCに以下の異なる部品2. 3. 4、4点を溶接。
  2. 煙道接続口    φ151.5~φ228 t2.3 SPHC
  3. 取手×2 丸棒  φ10 L187 SGD 400D
  4. 煙室蓋補強板  φ454~φ730 t3 SS400F

要求仕様を満たすための創意工夫

  1. 今後さらに大型の部品の溶接をこの設備で行うようになるかもしれない、という事を鑑みて、ロングリーチタイプのロボットに変更した。
  2. もともと作業者がハンド溶接していた工程を、ロボット化したが、ワーク精度が非常に悪いため、溶接不良が連発した。
    全自動量産化の為にはワークの精度を上げる必要があった。
    その為に、お客様にもプレスの金型の作り直し、プレス時のワークセット方向の統一等、非常にご尽力を頂いた。
    ワークの精度改良後には、量産可能となった。
  3. もともと表・裏と2方向から、作業者が仮付け、本溶接していた工程を、ロボット化にあたって、一方向からの全自動連続溶接で完了できるよう、製品自体を設計変更。(作業者がロボット溶接途中でワークを裏返す作業を削りたかったため)
    本来採るべき溶接姿勢、溶接方向に反する溶接箇所があるため、条件出しに非常に時間が掛かった。

お客様メリット

生産性のアップ(スピード等)

タクトタイムが70%短縮(生産数量/日が5倍)
以前は、作業者がワークにガバリをセット→溶接→裏返してガバリをセット→溶接。という流れだったのが、ロボットが一方向からの溶接、ガバリセットの必要も無くなった。

省人化、省スペース化

大型ワークは熟練溶接工が二人がかりで溶接をしていた。
今はオペレータ一人が対応。
しかも溶接経験のない人でも操作可能で、品質は均一化。

コストダウン

生産数量の5倍化と、1/2の省人化により、生産コストを大幅に削減できた。

システム詳細

設備構成

  • 溶接ロボット:ダイヘンアルメガFD-B4L × 2台
  • 溶接機:ダイヘン WB-M350L × 2台
  • スライダー:ダイヘン 1SR-P形(2.9m st) × 2台
  • 外部軸モータ:ダイヘン W-L02157(4.5kW) × 4台(インデックステーブル回転 4台分)

電気のシステム

  • タッチパネルを搭載。機種追加もお客様で可能。

付帯設備

  • ベース
  • エリアセンサー 有り
  • 遮光カーテン 有り
  • 操作盤と制御盤は別体
  • 安全対策 エアー3点セット、ソレノイドバルブ
  • ガスの流量計 標準のセット品(FCR-226)をガスボンベに装着
  • 一次側のブレーカーボックス 有り

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