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三葉電熔社

事例/実績

プラズマ・レーザー溶接治具共有化・段替なしで、多品種少量生産をしたい

円筒突合せのプラズマ溶接

トンネル式(ワーク自走・ワーク毎の治具が必要)からトーチが移動する仕様に変更。多品種対応・低価格化を実現。

システム概要

概要図

システム概要とワークのサイズ・材質

ステンレス円筒突合せのプラズマ溶接装置。
ワークは固定で、トーチが走行し、溶接する。
ワーク径ごとの治具不要、共通芯金にて多品種生産できるため段取り替えなし。
サーボモータ仕様で溶接品質向上。
車種追加の設定も容易に行えるようになった。

φ200~φ238 L=151.4~L=162.5 SUS432 t1.5

要求仕様を満たすための創意工夫

  1. トンネル式(ワーク自走、ワーク毎のクランプ治具が必要)のプラズマ溶接装置の製作コストを、できるだけ抑えたいと言うお客様のご要望に対して、ワーク固定のトーチ移動式へ変更した。
    車種変更の際のワーク径ごとの治具製作が必要なくなり、共通芯金にて多種製品に対応できるため、段替えが不要となり、マシンタクトの短縮、治具の製作費削減につながった。
    段取り替えなしで多品種生産に対応できるようになった。
  2. 生産車種が今後大きく増えることが予想されるため、様々なワーク長に対応できるよう、トーチ送りはサーボモータを採用。
  3. サーボモータの採用により、速度制御・アークスタートも安定し、溶接品質も向上した。
  4. ものさし君によるワーク長検知と板厚検知、ならびにワーク径押さえの突き当てで、車種検知を自動で行えるようにした。

お客様メリット

生産性のアップ(スピード等)

  1. 生産数量の大幅アップ
    段取り替え不要のため、段取り時間が短縮。少量多品種生産に対応。
  2. 作業性の向上
    共通芯金採用、サーボモータ採用により、車種追加が楽に出来るようになった。(ストローク内であれば、あらゆる溶接長と専用溶接条件、パターンに対応できる。)

省人化、省スペース化

ワーク移動方式から、トーチ移動方式に変更したことで、ワークの移動スペースが必要なくなり、省スペース化につながった。

コスト

トーチ移動式に変更したため、ワーク毎の治具製作コストが不要になった。

システム詳細

設備構成

  • 溶接機:日鐵住金溶接工業 NW-150AH-III × 1台
  • チラー:NC-3000 × 1台
  • トーチ:101WH(縦型・水冷) × 1式
  • 電極:タングステン棒 φ2.4
  • 溶接方法:フィラ-ワイヤなし

電気のシステム

  • タッチパネルを搭載。機種追加もお客様で可能。

付帯設備

  • ベース
  • エリアセンサー 有り
  • 遮光カーテン 有り
  • 操作盤と制御盤は別体
  • 安全対策 エアー3点セット、ソレノイドバルブ
  • ガスの流量計 PG用、SG用で流量計付きガス圧力調整器
  • 一次側のブレーカーボックス 無し

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