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三葉電熔社

事例/実績

MIG/MAG溶接トーチの曲がりなどによる溶接ずれを防止したい

溶接ロボットの作業前トーチ先端位置自動検知による溶接不良の削減

ロボットのワイヤーとチェッカーブロックによる通電接触式トーチ曲がり検査機構を内臓

システム概要

概要図

システム概要

一般溶接ロボットのトーチ曲がり、ズレによる溶接不良を防止する。
始業前点検としてシステム電源投入時に、必ず、チェックスタートし、OK信号を得て自動運転が可能と成る事で、強制点検の実施、又はワンサイクル点検による自主管理を容易に行う事が出来る。

要求仕様を満たすための創意工夫

  1. ロボットでの溶接作業中にトーチを治具又はワークに干渉させてしまう事があるが、変化量が判らずそのまま生産作業を行う事で溶接ズレの不良品が発生してしまう事が有る。また、溶接のズレが治具のセットミスによるズレであるのに、ティーチング修正を行い、別機種生産時に溶接ズレが発生するケースも多く見られる。
  2. そこでゲージによる目視検査ではなく、ロボットのワイヤーとチェッカーブロックによる通電接触式トーチ曲がり検査機構をシステム内に設ける事で、ロボット側の位置ずれの管理検査を行う。
    随時ロボットのプログラムの呼び出しにより検査が可能だが、ワンサイクル自動運転チェックの為、始業時電源投入後、チェックスタートOK信号で自動運転が可能とする事で、検査を徹底させ、始業点検の完全実施も可能になった。

お客様メリット

製品の溶接品質安定化

ポイントマーカーによる目視管理修正による個人差が無くなり常に物理的同一条件での溶接が可能となった。

技能者以外でも検査が可能

トーチチェックの自動プログラムをスタート運転するだけで、曲がりOK,NGの判別が表示される。作業者レベルでの検査が可能。

溶接ビードズレ時、修正方法の判断材料になる

多種製品の段替溶接システムの場合、A治具での溶接ズレが発 生した時に、仮に治具がずれていてチィーチング修正してしまうとそれ以外の全ての治具がビードズレを生じてしまう事になる。治具がずれているか、ロボットのトーチがずれているかの判別が容易に可能となる。