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三葉電熔社

取扱製品 Q&A

Q&A
DS1A(YGW-12)とDD50A(YGW-16)は何が違うのですか?

Q. DS1A(YGW-12)とDD50A(YGW-16)は何が違うのですか?
  MAGガスでYGW-12は最適ではないのでしょうか。

A. MAGガスでYGW-12を使っても特別性能が劣ることはありません。

溶接ワイヤには脱酸剤としてSi(シリコン),Mn(マンガン)が入っています。これらがブローホールの原因であるCOの発生を防ぎ、代わりにビード表面にMnOとSiO2をスラグとして生成します。

DS1Aと、DD50AではこのSi,Mnの量が違います。

DS1A(CO2用) → Si 0.88% Mn 1.48%
DD50A(MAG用) → Si 0.70% Mn 1.30%

このようにCO2ガス用YGW-12規格のワイヤはMAG用よりも多くのSi,Mnを含みます。これはそれぞれのガスに含まれるCO2の量が違う為、それぞれの酸化力に合わせて適量としています。

また金属の性質としてSi,Mnは溶着金属の強度を上げ溶融池の粘性を上げます。

例えば、DS1AをMAGで溶接した場合には結果的にSi,Mnが多く残りますので溶着金属の強度は強くなりますのでほとんどの場合問題になりません。

逆に、DD50AをCO2で溶接するとSi,Mnの残量がより減ってしまいますので溶着金属の強度も僅かですがMAGで溶接した場合より弱くなります。シビアな強度が求められる場所には使用しない方が良いでしょう。

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